ピラティスには、インナーマッスルを鍛える効果があります。
インナーマッスルとは体の深層部に位置し、主に姿勢の維持や安定性の提供、動作の制御など、
体の基本的な動作やバランスをサポートする役割を果たします。
姿勢・肩こり・腰痛の改善、基礎代謝のアップ、けがの予防に役立ちます。


姿勢・肩こり・腰痛の改善
インナーは、姿勢を維持するために重要な筋肉です。
インナーを鍛えることで、姿勢や左右のゆがみも整うので、ゆがみからくる肩こりや腰痛のような症状の改善が期待できます。

基礎代謝のアップ
インナーを活性化させると基礎代謝量もあがるといわれています。
基礎代謝量があがることで、脂肪を燃焼しやすい身体になるので、ダイエット効果も期待ができます。

けがの予防
アウターマッスルが過剰に働いてしまうことで起こる、四十肩・五十肩や、肩こりや腰痛、股関節痛などはインナーマッスルが弱いことで起こる症状もあります。
インナーマッスルが働くと、アウターマッスルは抑制されるので、ケガの予防、症状の改善が期待できます。
ピラティスの歴史
ピラティスは考案者であるドイツ生まれのジョセフ・フーベルトス・ピラティス氏の名前からとられたメソッドです。ピラティスとして広まっていますが、ピラティス氏自身は、「Contrology](コントロロジー)と名付けていました。
ピラティスは、第一次世界大戦中に負傷兵の回復のために、寝たままでも身体を強化できるような、ベットを使用したリハビリ機器を作ったのが始まりです。
戦争が終わり、ニューヨークでは考案したエクササイズを広めるためにスタジオを開きました。彼のメソッドは、怪我から多くの人々を奇跡的に回復させ、その噂はダンサーを中心に広まりました。
ピラティス(コントロロジー)とは、ひとつひとつの動きを自分で考え、身体をコントロールし、繰り返しながらバランスよく発達した身体をつくり、最終的には人間が本来持っているからだのリズムや整合性を習得するようにすることです。
「身体の再教育」とも呼ばれるピラティスは、筋肉や関節の柔軟性を高め、身体の癖を修正し、土台となるインナーマッスルを鍛えることで、様々な効果が期待できます。
インストラクター
学生時代はチアダンス部に所属していて、社会人になるきっかけでヨガを始めました。ヨガを勉強し指導する中で、より細かく身体の仕組みや一人ひとりにあわせた指導もしていきたいと思い、ピラティスを学び始めました。
ヨガとピラティス、それぞれを学び実践していく中で、学生時代に悩んでいた姿勢の悪さによる腰痛や身体の不均等さが改善していくのが少しずつ分かり、コンディショニング性の高いピラティスに魅力を感じ、その良さをお伝えしていきたいと思いました。
ピラティスの良さは、背骨をしなやかに動かし、コアを鍛えることで引きあがった身体づくりを目指せます。身体が引きあがると、軽くなり気持ちの部分も前向きになることができます。
はじめは少し難しく感じるピラティスも、楽しんでいただけるように丁寧に指導いたします。
マシン

キャデラック
キャデラックは、ピラティ氏が一番最初に考案したマシンです。高級車キャデラックのように何でもそろっているのでキャデラックと名付けられました。
横になっても安定した体制をとれたり、腹臥位やタワーにぶら下がったりなど、万能的に動くことができます。

リフォーマー
リフォーマーはピラティスの代表的なマシンです。寝たまま動き、インナーマッスルも鍛えることができます。
スプリングにより負荷の調整もできるので、初心者から高齢の方、または負荷を強くして鍛えたい方でも幅広く楽しめます。

チェアー
チェアーは、椅子を原型としたマシンです。座った姿勢で動くことができるので、崩れやすくなる座り姿勢の改善に効果的なマシンです。
ペダルは交互にも動かせるので、左右差の実感もしやすいマシンです。

バレル
バレル(樽)のようなカーブを持ち、スプリングを使用しないマシンです。カーブを利用することで、背骨の柔軟性を高めることができます。
バレルの種類は、クジラ型の「スパインコレクター」はしごのついた「ラダーバレル」があります。